【不動産購入】価格交渉時のコツES-BLOG
納得できる売買を成功させるために
不動産の購入・売却において、「価格交渉」は避けて通れない重要なポイントです。
少しの交渉の差が、数十万円〜数百万円の違いにつながることもあります。
しかし、やみくもに「値下げしてほしい」と伝えてもうまくいきません。
この記事では、価格交渉を成功させるための具体的なコツやタイミングについてご紹介します。
不動産価格交渉が可能なタイミングとは?
まず、「いつでも交渉できるわけではない」という点に注意が必要です。
交渉が成立しやすいのは、以下のようなケースです。
● 売出し開始から時間が経っている(目安:2ヶ月以上)
● 空室・空き家状態で、維持費や固定資産税の負担が発生している
● 売主の売却理由が明確で、早期売却を希望している(相続や住み替えなど)
● 近隣の相場よりも高めに設定されている物件
● リフォームが必要な物件(設備が古い・現況引渡しなど)
📌 「新着物件」や「人気エリアの築浅物件」は、強気な価格で交渉が通らないことも多いので注意しましょう。
価格交渉を成功させる5つのコツ
① まずは相場を把握して根拠を持つ
● 周辺の成約価格や類似物件の価格を調べる
● 不動産ポータルサイトだけでなく、実勢価格を参考にする
● 「高すぎる」と感じる理由に具体性を持たせる
💡「相場と比べて割高だから、このくらいが妥当」というように根拠を示すと、説得力が増します。
② 上から目線でなく「相談ベース」で伝える
● 「〇〇万円でお願いできないかご相談したいのですが…」という言い方にする
● 売主への敬意を忘れず、感情的な表現は避ける
● あくまで「歩み寄り」を意識することが大切
🤝 価格交渉は駆け引きではなく、“条件調整”の一環として誠実に行いましょう。
③ 交渉は「申込み時」に行うのが基本
● 内見後に「買いたい」という意思を示しつつ、価格の相談を入れる
● 曖昧な状態ではなく、「購入申込書」に希望条件を記載することで交渉が現実的になる
● 複数の申込みがある場合は、価格よりスピードが重視されることもある
📄 申込み前に価格交渉だけを持ちかけると、売主側に敬遠されることもあるため注意しましょう。
④ 値下げ幅は「常識的な範囲」に
● 一般的には「物件価格の3〜5%」程度が現実的
● いきなり大幅な値下げを要求するのは失礼
● 複数の条件(リフォーム負担や引渡し時期)と合わせて柔軟に提案するのも有効
💬 「この条件ならこの金額で」というセット提案が通りやすくなります。
⑤ 仲介担当者を味方につける
● 担当者に相場や売主側の意向を相談しておく
● 担当者のアドバイスを聞きながら無理のない範囲で調整
● 熱意や購入意思が本気であることを伝える
👂 担当者は売主との橋渡し役。信頼関係を築くことで、交渉を後押ししてくれることもあります。
値引きだけでなく「交渉の幅」を広げよう
価格交渉が難しい場合は、次のような“代替交渉”も検討の価値ありです。
● エアコンや家具の残置を希望
● 引越し時期の調整(家賃の発生時期など)
● 仲介手数料や諸費用の一部負担交渉
● リフォーム代金の一部負担など
📦 金額だけにこだわらず、トータルコストや条件で得する方法も意識しましょう。
まとめ|価格交渉は“戦い”ではなく“調整”
不動産の価格交渉は、あくまで「お互いの希望条件をすり合わせる交渉」です。
強引に押し通そうとすると、かえって話がまとまらなくなることもあります。
● 根拠をもって丁寧に相談する
● 仲介会社と連携してタイミングを見極める
● 値段以外の条件交渉も視野に入れる
冷静かつ誠実な交渉が、結果的に“お得で納得できる取引”につながるのです。
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