土地購入時のトラブルと解決方法📝ES-BLOG
「買ってから気づいた…」を防ぐために
家を建てるための土地購入は、大きな決断のひとつ。
しかし、実際の現場では**「契約前に知っていれば…」というトラブル**も少なくありません。
この記事では、土地購入時に起こりやすい代表的なトラブルとその解決方法を、実例を交えて分かりやすくご紹介します。
① 境界トラブル(隣地との境が不明確)
【よくある事例】
● 隣地との境界杭がなく、どこからどこまでが自分の土地か分からない
● 購入後に「ここはうちの敷地だ」と主張され、もめ事に発展
● 境界をめぐってブロック塀の撤去や後から測量が必要に
【解決策】
● 契約前に「確定測量済み」か確認する
● 境界確認書(隣接地所有者との合意書)があるかチェック
● 境界が未確定なら、売主に「測量+境界明示」を依頼
📌 境界の不明確な土地は、建築や将来の売却に大きな影響を及ぼします。
② 地盤の問題(軟弱地盤や地盤改良の必要)
【よくある事例】
● 実際に建築しようとしたら「地盤改良費で+100万円以上」かかると言われた
● 沈下や傾きのリスクが高く、将来的に建物に影響が出る可能性がある
【解決策】
● 契約前に「地盤調査歴」の有無を確認する
● ハザードマップや周辺の地盤データを活用
● 不安な場合は「地盤調査の実施」を条件に契約する
🛠 土地価格が安い=地盤が悪いケースも。見えない部分にこそ要注意です。
③ 接道義務を満たしていない(建築不可)
【よくある事例】
● 一見道路に面しているように見えたが、建築基準法上の「道路」ではなかった
● 再建築不可で住宅ローンが組めない事態に
● セットバックが必要で、実際の敷地が狭くなることも
【解決策】
● 接道の幅・長さが建築基準法上の要件を満たしているかを確認
● 私道負担があるか、持分がきちんとあるかをチェック
● 建築予定がある場合は「建築確認申請が通るか」事前相談を
📎 「道路に見える」ではなく、「法的にOKか」が判断の基準です。
④ 土地に越境物(塀・樹木・建物の一部)がある
【よくある事例】
● 隣家の屋根・排水管・フェンスが自分の土地に越境している
● 逆に、自分の購入予定地から越境している部分があり、撤去トラブルに発展
【解決策】
● 「越境確認書」や「覚書」を売主と隣地所有者に取り交わしておく
● 軽微な越境でも、将来の売却や建て替え時に支障になる可能性がある
● 状況によっては撤去や移設費用の負担を交渉する
🏘️ 越境問題は相続や代替わりでトラブルが再燃することもあります。早めに手を打つのが吉。
⑤ 土地の用途・制限を把握していなかった
【よくある事例】
● 建ぺい率・容積率の制限により、想定していた建物が建てられなかった
● 高さ制限や斜線制限により、2階が設計変更に
● 市街化調整区域で、建築そのものが不可だった
【解決策】
● 都市計画図で用途地域や建築制限を確認
● ハウスメーカーや不動産会社に「建築可能か」を必ず相談
● 必要に応じて役所の建築指導課などに問い合わせる
📐 “建てる前提”なら、必ず“建てられるか”の確認を。
まとめ|土地は「見た目」では分からない落とし穴がある
土地購入は、「広さ」や「価格」だけで決めると大きなトラブルを招くことがあります。
● 境界が明確か
● 接道・地盤・用途制限をクリアしているか
● 越境や地中埋設物など見えない問題はないか
● 契約前に「調査・確認・記録を残す」ことが重要
ESライフプランでは、土地購入時の現地調査・役所調査・建築可否の確認までワンストップで対応いたします。
「この土地、買っても大丈夫?」と不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。