賃貸更新料ってなに?更新の流れと費用の仕組みES-BLOG
忘れたころにやってくる
賃貸物件に住んでいると、契約期間が満了するタイミングで「更新料の請求書」が届くことがあります。
でもそもそもこの更新料って「何のためのお金?どうして必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、更新料の意味・更新の流れ・費用の相場や注意点についてわかりやすく解説します!
更新料とは?
更新料とは、賃貸契約を延長する際に支払う費用のことです。
定期借家契約を除く多くの賃貸契約は「2年契約」となっており、期間満了時には更新の手続きが必要です。
このとき、貸主(大家さん)に対して支払うのが更新料です。
意外と理解されていないのが下記の点。
● 法律で義務づけられているわけではない
● 地域によって習慣・金額が異なる(関東では一般的、関西では少数派)
自身の物件はどうなのかは、地域の不動産業者さんに相談しましょう。
賃貸更新の流れ
1.契約満了の1〜3ヶ月前に通知が届く(不動産会社または大家さんから)
2.更新の意思確認(継続 or 退去)を伝える
3.継続する場合は、必要書類の提出と更新料の支払い
4.更新契約書の返送 or 店頭で手続きして完了!
※退去を希望する場合は、所定の退去通知期間(一般的に1~2ヶ月前)を守って連絡しましょう。
更新料の相場はいくら?
更新料の金額は契約内容により異なりますが、一般的には以下のようなケースが多いです。
● 家賃1ヶ月分(例:月8万円なら更新料8万円)
● 家賃の0.5ヶ月分〜1.5ヶ月分程度
● 別途、事務手数料(~0.5か月分)がかかる場合も
関東では更新料の習慣が根強く残っており、東京都内の賃貸では家賃1ヶ月分が最も多いパターンです。
更新料が発生しない物件もある?
以下のようなケースでは、更新料が発生しない・少ない可能性があります。
● もともと「更新料なし」の条件で契約している
● 地方エリアや築年数の古い物件
● 定期借家契約(更新という概念がない)
● オーナーや管理会社の方針による
更新料があるかどうかは、契約書約款の更新に関する条文で確認できます。
更新料に関する注意点
● 支払いを拒否すると契約更新できない場合がある
● 更新料は家賃とは別に支払う必要がある
● 更新料の領収書は必ず保管しておこう
● 退去のタイミングに注意(更新直後の退去でも更新料は返ってこない)
また、「更新しない」と決めた場合は、退去予告のタイミングに注意しましょう。
家賃1ヶ月分の損が出てしまう可能性もあります。
まとめ|更新料は事前に確認、更新手続きは計画的に!
更新料は、契約期間満了時に発生する追加費用。
必ずしも法律で義務づけられているわけではありませんが、契約書に記載がある限り支払う義務があります。
賃貸物件を選ぶときは、家賃や立地だけでなく、更新料の有無や金額も含めて比較するのが大切です。
将来の支出を見据えて、安心して長く住める物件を選びましょう!
賃貸契約の見直しや住み替えのご相談は、【ESライフプラン】までお気軽にどうぞ!